幸せを求めて生きておりますと。
ふと、何が幸せか考えることがあります。

家族がいる。環境を良くする。おいしいものを食べる。お金持ちにになる。

様々な答えがあると思います。

一つ得ると二つ目が欲しくなる、二つ得ると三つ目が欲しくなる、それ以上得ると自分より持っている人がうらやましくなる。こんなサイクルにはまりますと、周りが見えなくなり、様々な縁が途絶えていくことがあります。
これほど辛く孤独なことはないような気がします。
姿、形のない心です。疲れていても、汚れてきても気付かないことが多いです。

師匠は

一つ捨て、二つ捨て。得ては捨て、得ては捨て。
生まれてきたときには体ひとつ、心ひとつでこの世の中に参ってきた。原因によって生まれ、縁によって過ごし、結果亡くなっていきます。
皆一緒だ。
けれどもせっかく人として生まれてきたのだから、意義ある人生にしなくてはならない。
原因と結果はきまっておる。縁によっての生き方は自分で選ぶことができる。
他のものを幸せにすることが、自分の幸せだと思える、そう思ることが一番の幸せなんだ。

全てもう、頂いておるのであります。
ありがたいことです。